別に努力なんてしなくても困らない?

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なぜ努力が続かないのか?
皆、一度は考えたことがあるのではないでしょうか?

「痩せたいのに痩せられない」
「英語力を身に付けたいけどなかなか勉強できない」

僕の中では理由は3つのことを理解していないからであると思うので、それを順に説明していこうと思います。

まず1つ目の理由は、"たとえ努力をしなくても困らないから"です。
努力というのは、自分が受動的に行うことではなくて、能動的に行うことのこをを言うと思います。
例えば、

「自分の所属する会社から、〇〇までにTOEIC900点取りなさいと言われたので、必死に勉強をする」

これは努力とは言わないと思います。努力というのは、例えば、

「自分は将来英語を使う仕事をしたいと思って、そのためには最低限TOEICを900点を取るために勉強をする」

であれば努力をすると言えると思います。つまり、自分がキャリアアップや何かの目標に対して自らがそうしたいと思えるような取り組みに時間を使うことが努力だと思います。
したがって、努力というのは最悪しなくても別に困らないんです。向上するために必要なもので、現状を保つためには必要ないんです。
努力とは苦労する行動のことを言うので、しなくても困ることではないが、目標を達成するためには必要な行動であると本気で思い、そのためならどんな苦労もいとわないという覚悟が無い限り、努力はできません。

2つ目の理由は、"努力をしたところで、その努力が成果に結びつくかどうかの確証を得られないということを理解していないから"です。
努力は、その方向性・量・質が伴った場合に結果に結びつきます。(そもそもとんでもない才能を持っている人は別に考えます。)
ですので、量をこなしていたとしても、方向性がそもそも間違っていたら結果に結びつかないなんてことは往々にしてあります。
しかも、方向性に関しては簡単に見つけられるものではないです。
成果が出ない可能性があるから、努力が無駄になるかもしれない。また、どのくらいの量をこなせば結果が出るのかゴールがわからない。それでも目標達成のためには時間を使うことに後悔はしない。そう思わないと努力できません。

最後に、3つ目の理由は、"結果が出るのに時間がかかるということを理解していないから"です。
感覚的に、1日時間を投資して成果が出るようなことは努力とは言えない気がします。
精選版 日本国語大辞典には、

「力をこめて事をすること。あることを成し遂げるために、休んだり怠けたりすることなく、つとめ励むこと。」

と記載してあります。
国語辞典にも、休んだり怠けたりせずと書いてあるくらいなので、時間がかかるんです。時間がかかることはわかってはいるが、何としてもやるんだというマインドセットがないと簡単に途中で諦めて、努力を辞退してしまいます。

このように、努力ができない理由は3つのことを理解していないからです。

《努力が続かない理由》
・仮に努力をしなかったとしても困らない
・結果が出るか確証が得られないということを理解していない
・結果が出るのに時間がかかるということを理解していない

逆に上記のことを考慮できていれば努力を継続できます。
努力を始める前は、

「別にやらなくても困ることでは無いし、結果が出るのに時間がかかることもわかっているし、仮に続けたとして結果が出るかどうかわからない。それでも目標達成を本気でしたいし、そのためには必要だからやるしかない。」

そう思えるかどうかを一回考えて取り組むといいと思います。